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2025/10/08
能登半島復興支援、今年も自画像教室を能登で開催しました。

 2024年1月1日に発生した能登半島地震。マテックスは、石川県に縁をもつ福井崇人さんをつうじて2024年から2025年現在にかけて、復興の支援をさせていただいています。今回は、自画像教室だけでなく、学生団体「わかものと」にご協力をいただき、現地の復興状況の視察もすることができました。

 2025年8月、4名のマテックス社員が現地に赴き、2日間をとおして2回の自画像教室を開催しました。開催した場所は、1日目が地元の人の憩いの場となっている本屋さんである「いろは書店」さん。2日目が全校生徒4人の大谷小中学校。大谷小中学校は子供たちが「大谷ガチャ」という、能登半島地震を経験した生徒たちが地元の素材を使った商品を制作・販売し、収益を被災地支援に充てるプロジェクトをつくったことでも有名です。
 自画像教室ではマテックスの社員も自画像を描きました。メンバーからは「自画像を描くことは思ったより難しかったが、自身の観察力と自己理解を深めることができ、自分を見つめ直す貴重な時間となった」との感想がよせられました。福井崇人さんは「絵はその人の現状や感情を映す鏡」と話し、その言葉に参加したメンバーからも共感が集まりました。

 今回、町に2つしかないガソリンスタンドの1つ、森本石油さんにお話をお伺うことができました。森本石油さんはガソリンスタンドの経営はもちろんのこと、地域の特産品を活かした食品加工の販売などもしております。
 能登半島地震発生後は、24時間体制で自衛隊や一般車両に燃料供給をしていたそうです。人手不足により満足したサービスを提供することができず、ガソリンスタンドをやめようと思った時期もあったようですが、学生ボランティアの皆さんから励まされ、やる気を呼び起こされたというエピソードをお話いただけました。小さなコミュニティの中で、地域を越えて能登全体の復興を目指す、強い意志をお持ちの方でした。

 復興支援に参加したマテックス社員からは「自分も復興や地域創生に協力できる事は全力で取り組みたいと思える2 日間になりました。」と、復興支援で役に立てたことに加えて、能登でたくさんの学びを得ることができた喜びを話していました。