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2017/02/16
インターンシップ体験記 〜私にとっての仕事とはなにか。見出した新たな価値観〜

人はなぜ働くのでしょうか?
収入のため、社会的地位のため、自己の成長のため…
仕事をする理由は人によってさまざまであり、そのどれもが正しいのだと思います。

私は現在就職活動真最中であり、まさに「働く意味」を模索しているところです。マテックスのインターンシップへ応募したのも、窓やサッシなどの住宅設備に関心があったことに加えて、会社で働くとはどういうことなのか、そこから何が得られるのかを自分の中に落とし込んで主体的に考えたいと思ったことがきっかけでした。

―――――濃密な5日間のプログラム
今回参加したインターンシップのプログラムは、5日間でマテックスの独自の取り組みを紹介する記事を3つ書き上げるというものでした。記事を書くにあたって構成会議を行い、誰に向けてどんな記事を書くのかを具体的にしていきます。また、取材やインタビューを行い、実際のプロジェクトメンバーに話を伺うことで中身の濃い記事が書けるよう材料集めをしていきます。今回のインターンシップ参加者は私ひとりだけということもあり、実際にお仕事をされている社員の方の隣のデスクをお借りして仕事に取り組み、濃密な5日間を過ごすことが出来ました。

―――――「インターン生がいてくれて僕らも助かってるよ」
初日の緊張も徐々に解け、オフィスの雰囲気にも慣れ始めたころ、ある社員の方がマテックスにとってインターン生というのがどういう存在であるのかを話されていました。「マテックスは2010年から毎年インターンシップを受け入れている。毎年実際の業務に携わってもらっているから僕らも助かっているよ」私はこの言葉を聞いたときにドキッとしました。実際の業務に携わらせていただくということは、インターン生でありながら、一社員としての責任を背負っているということでもあります。与えられた仕事をクリアしなければ組織全体へ迷惑をかけかねない、そうした緊張感に身が引き締まる思いをしました。

―――――自己実現は二の次で良い
今回のインターンシップでははじめに目標設定を丁寧に行いました。5日間のプログラムを経た後で自分がどうなっていたいのか、そしてそうなるためにはどのような行動をする必要があるのかを社員の方にフィードバックしていただきながら具体的に設定していきます。私は今回、社会人基礎力として「論理的思考力を高めること」と「自己開示力を高めること」を目標として設定しました。

しかし、実際に仕事をしながら考えたことは「この仕事を終えて自分がこうなりたい」ということよりもむしろ、「この仕事がこの人の役に立てばいい」「あの人に喜んでもらえる仕事がしたい」ということでした。今回私が取り組んだことでいえば「読む人がおもしろいと思ってくれる記事を書きたい」「プロジェクトに携わる人の想いを伝えたい」と考えながら仕事に取り組むことで、良いものが出来上がったときに達成感を感じることができました。

これまで、仕事とは自分の能力を高め、自己実現のために行うものだと考えていました。しかし、それらはあくまでも「誰かのために何かを成し遂げた達成感」に付随する形で得られるものなのではないでしょうか。

―――――インターン生が思う「働く」ということ
前述した「誰かのために何かを成し遂げた達成感」
ずばりこれこそが働く意味であると、このインターンシップを通じて感じました。
人のために何かを成し遂げ、それが認められ、さらには感謝されることへの達成感というのは他には代えがたいものであります。その結果として報酬が発生したり、自己の成長へとつながったりしたら尚良しです。

幸い私は今回の記事を作成するというプログラムに意義を見出すことができ、前向きに取り組むことができました。しかし、世の中には一見するとどうも意義が見出せなかったり、誰の役に立つのかがわからなかったりする仕事も存在するかもしれません。そうした仕事に直面したときにも、仕事が発生した経緯や社会へもたらす影響を考え、常に前向きに取り組むことが大切であると考えます。

これから就職活動を進める上で様々な業界や企業を見ていくことになりますが、今回マテックスのインターンシップで感じた「働く」ことへの価値観は就職活動のみならず、これからの人生に大いに生きてくると思います。